海上における通信の問題は、タイタニック号沈没事故の時代にさかのぼります。
2022年の国内船舶事故数は1,875隻で、それらにおいて通信環境が整っていれば未然に防げたか、あるいは早急な救助ができた事故も数多くあります。
現在開発を進めているCoastal Linkによって、私たちは船舶同士、船舶と地上施設との間のシームレスな通信を実現し、船舶事故の減少に貢献することを目指しています。
海上通信プラットフォーム
Coastal Linkは、気象や地形に影響されず安定して船舶の位置や属性データなどを地上基地および他の船舶と共有するデジタルプラットフォームです。
Coastal Linkの導入によって、すべての船舶と港湾の通信を可能にし、船舶事故や事故後の救助遅れとなる原因を海から排除します。
Coastal Link SHIPを導入することで大型船や湾港との通信がスムーズになります。
大型船との衝突事故や座礁事故などにおいて沿岸船行船は最悪の場合沈没するケースもあり、いかに早く救助を呼べるかが救助成功の鍵となります。
モバイル通信が使えない沖合を航行するときにはCoastalLink OCEANをレンタルすることで大型船や湾港との通信がスムーズになります。
これまで交信が困難だった大型船と小型船間の交信も容易になり、より早く、安全な交信環境を提供します。
Coastal Link PORTを導入することで、船舶動態を把握し特定の海域や船舶に対して情報提供や交信を直感的に行うことができるようになります。これまで把握が困難だった小型船舶にも対応していくことで安全な海上交通を実現します。